「メリー・クリスマス!」

リース作りが始まると、今年一年を思わず反省してしまいます。ここまで年を重ねるてくると、もう少し大切に日々を過ごさなくてはいけないと思うのですが、流れにまかせて一年が過ぎてしまいます。大事がなければ幸せ、小さな達成感がたくさんあれば十分幸せ、と幸せを感じやすくしておくとストレスも減少。なんて思っている安易な私ですが、来年は小さな目標を立て、充実した日々をと思ったりしています。

今回の篆刻は「聖夜」です。なかなか篆刻の文字は読みにくいものですが、聖夜の文字を「亞型」(あがた)と言う十字架に似た枠に入れて雰囲気をより出してみました。篆刻の教室で聖夜を彫ったあとに、K先生はこんなものはいかがと目の前であっという間にトナカイに乗ったサンタを彫ってくれました。K先生はいつも私たち生徒に大サービス、楽しいお話をしながら難なく彫ってしまいます。 12月の額は、ポインセチアの絵葉書に聖夜の文字とその下にトナカイに乗ったサンタを押してみました。

11月半ばを過ぎると、自然の材料を集めてリースを作ります。毎年、庭のヒバで緑のリース、庭で育てたプラチーニと言う銀色の植物でシルバーのリース、そして今年は北海道大学構内で拾った大きな松ぼっくりのリースも作ってみました。 どれもシンプルで飾りが少ないのですが、自然の素材をたっぷり使ったリースには何も飾りはいらないくらいです。それぞれ、玄関、居間、寝室にかけています。

残ったヒバで、高さ20cmほどのツリーを作ります。たっぷり水を吸わせたオアシス(花を生けるためのスポンジ)を円錐形に切り、下の方から4~5cmのヒバの葉先を挿し埋めていくと、生のヒバのミニチュアツリーが完成します。 お好みで飾り付けをして、時々オアシスに水を吸わせると1ヶ月ほど楽むことができます。 私はこれを居間と玄関の壁に飾ります。

 

今年は雪の遅い札幌ですが、きっと「聖夜」はホワイトXmasになることでしょう。

 

 

2009.12.10