旅の楽しみとクリスマスカード

水草が森のように美しい景色を作り、その中を小さなきれいな熱帯魚がちらちらと泳ぐ、大きくて清潔な水槽があるとても居心地のいい、とある待合室。そこに置いてあった旅の雑誌見ていると「旅先で買ったもの」と言うコーナーがあった。片桐はいりさんは日常使うものを買うことが多いと書いてあり、グアテマラで買った赤の可愛いエプロンが載っていました。もう一人の音楽家は現地の人が描いた絵を買った話、板に描かれた美しい仏教画が載っていました。そういえば、私もはじめて海外旅行をしたバリ島で、現地の華やかな衣装の神様が描かれた絵を2枚買ったこと思い出しました。A4サイズの素朴な布に、味わいのある神様が踊っているように見えるものです。くるくると丸めて日本に持ち帰り、絵の雰囲気に合わせた額を選んで2枚を対に並べて居間に飾り、とても気に入ってしばらくバリの余韻に浸っていました。最近は旅に出ても、なかなかこれといった欲しい物が見つかりません。買い物をして、帰りの荷物が増えることも少なくなってきました。旅は知らない土地へ足を踏み入れ、できればそこで美味しいものを楽しむことができれば十分です。

今回の篆刻は季節がらX’masカードです。

今年は雪の結晶を大、中、小と刻してみました。朱色の雪の結晶は違和感もありますが、篆刻といえば朱色です。篆刻のX’masカードも今年で3年目、嬉しい事に楽しみにしてくれる友人もできました。

今年も喜んでもらえるでしょうか。


そしてもう一つ、この季節はリースです。

今年はとてもオーソドックスに、ヒバでグリーンのリースを作り、松ぼっくりやクリスマスカラーやゴールドの包装紙で包んだ小さなプレゼントを数個作り、下の方に集めて飾りました。グリーンの基本形リースはなかなかの安定感です。12月はドアにリースを飾って始まります。では、静に聖夜を迎えることにします。

 

2013.12.16