朝の2分がしなやかなカラダをつくる!

先日、息子と家の近くで食事をした帰り道、信号待ちで立ち止まると、隣に立った息子に、「あれっ? 小さくなったんじゃない?」と言われた。「あら、そーお?」と涼しい顔で答えながら、最近、自分の姿勢の悪さに薄々気づいていた私は「バレたか!」と内心あせった。一昨日受けた健康診断で測った身長は、十年前と変わっていなかったのだから、小さく見えるとしたら姿勢の悪さのせいだろう。その原因として思いつくのは、カラダがこって硬くなっていることなのだ。私は鎌倉の虹治療院という骨盤矯正治療院で、一ヶ月に一度は全身のメンテナンスをしてもらっているが、最近はカラダのこり方が加速化して、一ヶ月に一度の治療では追いつかないようなのだ。

朝2分ダイエット

「なんとかしないと」と頭の隅で考えていたある日、「朝2分ダイエット」という本をたまたま開くと、「伸び」と「呼吸法」を組み合わせて骨盤をしまりやすくする方法が書かれていた。ダイエットも気になるが、それよりも骨盤矯正が少しでも自力でできれば、カラダのこりがとれ、姿勢の改善に役立つにちがいないと思った。

 

次の朝、本に書かれていたとおりに、仰向けに寝た状態で「胸をひらく深呼吸」と「背中をひらく深呼吸」を交互に三回ずつやってから起きあがり、いつものようにヨガの太陽礼拝のポーズをとった。肩幅に脚をひらいて立ったまま前屈をすると、最近なかなか床に着かなかった両手のひらが、いとも簡単にペタッと着くではないの! 背骨、腰骨、股関節、ヒザ関節、肩関節、、、カラダのすべての関節が、たった二分でしなやかに動くようになったのだから、これは凄いことだ。骨盤がしまるようになると、カラダ中の関節が正常に機能して骨格全体が引き締まるというのも魅力的で、続けてみることにした。

 

毎朝、自分のカラダがしなやかであることを実感できるのは、じつに気分がいい。カラダが硬くこわばっているときは「なんとか頑張らなくては」とうつむいて歩いていたのが、カラダがしなやかになると、気持ちが前向きになり、「なんでもどうぞ!」と胸をはって歩きたくなるのだ。もう、「小さくなった?」なんて、だれにも言わませんからね!

 

 

2011.9.25