English Lesson 13
I hate to say it, but…
(申し上げにくいのですが...)
★誰もが大声で自己主張する時代に、
慎ましく一歩下がったモノ言いが英語にはある。
I hate to say it, but…がそのひとつ。
予定時間を超過、いつ終了とも知れない会議を
中座する時などに切り出すフレーズで、
…のあとは、さしずめI have to leave now.
とでも言えば、退席する必要性がわかり、
控え目なトーンながらも場への配慮・気配りが
過不足なく、的確に全員に伝わる。
★英語圏の、その場を去る時のモノ言いには、
言われた側は事情を詮索しない
という暗黙の了解があるのが何ともうれしい。
些細なことだが、こんな不文律が
あることに、文化の薫りと深さを感じる。
★I'd better be off.というフレーズは、
気のおけない間柄から招かれたパーティー等を
退出するケースでの決まり文句で、
シャキシャキ感があって場の雰囲気を壊さない。
が、唐突に口に上らせるのでなく、
かならずホストに謝辞を述べてから、ね。
★カジュアル版の「もう行かなくては!」の
トーンなら、端的なI've got to run.の
フレーズがぴったりくる。対面に限らず、
長電話になりそうな時などにも
使える便利な言葉なので、ぜひキープしたい。
2016.5.25
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