English Lesson 58
For a change
(気分を変えて)
★何かを「変える」ことについて
日米の受け止め方にはかなりの温度差がある。
「チェンジ」なるカタカナ語のみならず、
“Change”だって語感のよさからか、
今まで広く使ってきているのにも拘わらず、
日本では「変化」は好まれず、
継続を美徳として称賛する風潮が根強くある。
★対してアメリカ人、ひいては英語圏では、
日々、同じことを繰り返したり、
ひとつのモノゴトに執着し続けるのは
ツマラナイ人間として見下すフシさえもある。
★“Change”(変化)をポジティブにとらえる
アメリカ人には“気分転換”はお手のもの。
部屋の佇まいから、行きつけの店・
メンバーまで、マンネリ感が少しでも漂えば、
“For a change”と言って、日常のルーティンの
硬直化をさけて風向きを変えていく。
★人生なんて、自分の思うようにはならないもの
だから、せめて自分がコントロール
出来る範囲ぐらいは、という意識がそこにある。
★同じように親しまれて似ている語に、
“Switch”があり、こちらは「取り替える」の意。
“Can we change the shift?”と言えば、
“シフト(全体)を変えてもらえますか?”の意で、
“Can we switch the shift?”と言えば、
“シフトを(誰かと)入れ替えてもらえますか?”
の意となり、意味合いが変化する。
2020.03.25
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