真夏のボーダーラインは、オンナを大胆にする!
30℃を超えるのか、超えないのか、朝の気象情報をチェックして今日のスタイルを決める8月の朝。蝉の声も一段とにぎにぎしく、夏休みまでのカウントダウンがはじまった。
ボーダーTシャツの代名詞バスクシャツはドアノーの撮ったこのピカソでもお馴染みだが、老若男女、多くの人に愛される夏の定番だ。ゴダールの映画「勝手にしやがれ」で ジーン・セバーグのキュートなバスクシャツ姿に高校生だった私もおおいに憧れた。それ以来、ボーダーフリーク、なのかもしれない。
そろそろシマシマも似合わない年齢かしらんと、ワードローブの引き出しに目一杯詰まったあらゆる横縞を眺めるのだが、30℃を超えて眩しく照りつける陽射しを窓ごしに確認すると、「よしッ!」と洗いざらしのコットンのボーダーを手にとってしまうのだ。
これからはじまるサマーバケーションで、素敵な恋にだって出逢うかもしれない。淡い期待に心踊らせながら、夏のボーダーを身にまとう。真夏のオトナのボーダーラインは、思わず一線を越えさせる魔力がある。
ご用心を。