閉経すると、コレステロールは代謝されにくいんですって。
「しまった!」。予想はしていたものの、体重計に乗った次の瞬間、思わず息が止まった。油断していたわけではないのです。一応、気にはしていました。でも、やはり、案の定、確実に増えていたんですよ、体重が。
クリスマス頃から始まり、年をまたいでようやく“終宴”を迎えた暴飲暴食の日々。特に年始に来客があるときは、我が家はちょっぴり見栄っ張り精神が働き、いつになく豪華なお肉が食卓を飾るのです。これは食べておかないと! ほんの2、3ヶ月前に「もう暴飲暴食はしない」と誓いをたてたばかりだというのに、このときばかりは自制心もききません。だって、新年のごちそうですしね。少しばかりの後ろめたさを感じつつも、肉好きの私は、そんな調子で食べまくったのです。そして今、こうして体重計に乗って打ちひしがれているわけですよ。でも、この時期は私と同じように打ちひしがれている人は多いと思うのです。私だけではないはずですよね?!
プレ更年期に入ると、女性ホルモンの分泌が減少し、代謝が低下するので太りやすくなるんですよね。そのため、おなかまわりについたお肉は、そうカンタンには落ちてはくれません。あぁ、このお肉をどうにかしたい! そんなときに思いついたのがラム肉。ラム肉には脂肪を燃やす働きのあるカルニチンというアミノ酸が豊富に含まれているんですよ。その量は肉類の中でもダントツ! 最近は、ダイエットにもいいと注目されているようですね。ラム肉は低コレステロールなうえ、さらにコレステロール値を下げる働きまでもがあるそうです。
女性ホルモンはコレステロールの代謝を助ける作用がありますが、閉経してしまうとコレステロールが十分に代謝されず、体内に蓄積されてしまいます。その結果、閉経後に動脈硬化、高脂血症などになる女性が急増するらしいですね。そういったところではカルニチンも脂質代謝作用があるので、積極的に摂った方がいいかも。ということで、今回は代謝アップ食材のラム肉を使った煮込み料理を作ってみました。
□■ラム肉のトマト煮込み■□
材料(4コ分)
材料(3人分)
骨付ラム……6本
ラム用シーズニング……適量
たまねぎ……1個
にんにく……2片
赤ワイン……50cc
トマトの水煮缶……1缶
固形スープの素……1個
水……適量
じゃがいも……2個
牛乳……大さじ2
塩、こしょう……適量
オリーブオイル……適量
パセリ……適量
- ラム肉は塩こしょうと、ラム肉用シーズニングを振りかけておく。
- にんにくはスライス、たまねぎはくし形に切る。
- 鍋にオリーブオイルを入れ、1の両面をこんがりと焼いて、いったん取り出す。
- 同じ鍋に2を入れて炒め、赤ワイン、トマトの水煮、固形スープの素、3を入れ、材料がじゅうぶんにかかるくらいの水を加える。
- 4の肉が柔らかくなるまで煮込み、塩こしょうで味を整える。
- じゃがいもは茹でてつぶして、牛乳を加え、塩こしょうで味を整え、マッシュポテトにする。
- お皿にマッシュポテトとラム肉を盛り、パセリを散らしてできあがり。
食べたお肉が、私のおなかまわりの“お肉”の代謝を助けてくれるとはありがたいですね。肉好きの私には好都合です。コレステロールが魚なみに少なくて、ヘルシーなラム肉。今後のためにも、しばらくラム肉のお世話になろうかな。
2010.1.18