閉経は40代が多い。太りはじめたらご用心!

みなさま、しばらく、このコーナーをお休みさせていただいておりましたクミコです。夫の転勤で、2年ほど東京を離れておりました。久しぶりに、また更年期のページを書かせていただくことになりました。

 

さてと、日本の「更年期事情」を見廻してみました。そして驚きです。恐ろしい~、2年もたつというのに、何ひとつ新しい更年期情報がない。これは、やはり、リアル体験を書くしかない。ということで、ハッキリ書きますよ~。

私の廻りの50代友達に、思い切って閉経年齢を聞いてみました。私は子だくさんだったこともあり、ついこの間まで生理がありました。来たり来なかったり、また来たり。いつの間にか、気がつけば、もう1年近く来ないなあと言うかんじです。だから、いつ閉経したのかと聞かれれば、50代の後半と答えるしかありません。が、閉経とは、ほんとうに、個人差があり驚きです。A子さんは、48歳。B子さんは、55歳。C子さんは、51歳。本当に閉経年齢にはばらつきがあります。そして、欧米のように40歳になったら、女性ホルモンの血液検査を受ける訳じゃないので、自分がいつ閉経するのか、まったく検討もつかないわけです。40代女性は、いつガス欠になるかもわからない「オンナ」という車で高速道路を突っ走っているということになります。来る冬に備えて、なんの準備もできない。ただただ無謀な時間を生きていると言うことになります。女性ホルモンは閉経してから減ってくるのではなく、閉経したらすでに限りなくエンプティー、ガス欠なのです。いったん空っぽになったら、どんなに焦って補給しようとしてもそうそう簡単にはいきません。だからこそ、その備えをする意味で、いつ頃閉経するのかの予測が必要です。40代からちょくちょく血液検査をすれば、それがベストですが。ついそれが痛くもかゆくもないと後まわしになり、結局はチェックしないままに閉経を迎えてしまいます。

 

そこで、友人たちに取材してわかってきたことがあります。だいたい閉経の数年前から、汗をかき、二の腕がぽっちゃり、2段腹になってくる、など、明らかに女性ホルモン低下のために、今までの人生で経験のない体型になってきはじめます。これが、サイン! 間違いなく数年の内に閉経します。髪が薄くなる、シミが増える、肌が乾燥する、膝や背中が痛くなる、性生活がつらくなる、などなど。50代後半から明確に現れる症状は数えきれません。最近は、女性ホルモンという貯金がある40代の内に、打つ手を打っておくことを進めてくれているドクターもいるようです。ことのつまりは、女性ホルモンの枯渇時期を少しでも後ろに持っていく。これが、90歳まで背筋をピンと伸ばして端正に生ききる秘訣かもしれません。女性ホルモン補給治療は、閉経してから10年以内なら可能らしいです。60代の方もあきらめずに、女性ホルモン補給を。備えあれば、憂い無し。

 

 

2012.9.27