HRTとのつきあい方 ~定期検診に行きました~

今月、乳がん、子宮がんの検診に行ってきた。今回、乳がんのほうはブレストクリニックと言って乳腺専門の病院を選択。ここだと、マンモグラフィーを撮ったら、その当日に医師から結果を説明してもらうことができる。通常は、まずマンモグラフィーはレントゲンだけ別施設で撮影し、後日そこから送られてきた写真を見ながら再度婦人科医が触診をし、診断結果を話す・・という流れになり、二度お医者様に行かなければならない。

良性腫瘍と悪性腫瘍のさわり心地を知るために・・
良性腫瘍と悪性腫瘍のさわり心地を知るために・・

マンモグラフィーはこれで4回目。50代と40代とでは写し方がなぜか違い(地方自治体による)、50代になると左右からの撮影だけ。50代以下は左右上下からの撮影となる。まずこちらの結果は良好。で、今回専門の先生だけあって、いつもより詳しく話してくださった。自分の乳腺というものが、案外たくさん残っていた?ことも驚き。三人の子供たちは100%母乳育児だったため、問診票を書いていて我ながらビックリしたことに、なんとトータル50か月も授乳をしていた! 自分に乳腺自体もうないと思っていたので・・・。乳腺があると白い線のように映るため、その下に万一腫瘍があっても発見できない。なので若い人は超音波もプラスしたほうが良いと言われているのだ。超音波はオプションで4000円。もったいないかな、と思ったがこちらのほうもお願いすることに。先生曰く、HRTをしていると国の推奨する二年に一度の検査ではやはり少なく、せめて年に一度はしっかり調べておいたほうが良いとの事。HRTは、何もないところから腫瘍を作り出すほどのパワーはないけれど、小さな小さな芽があったら、それを後押しする程度のことはやってしまうからだそう。そして、乳腺下の見えない腫瘍の芽を発見するには、50代でも超音波は絶対したほうが良く、それに加えて毎日お風呂に入ったら、石鹸をつけてバストは手で洗いながら観察する習慣をつけるようにとアドバイスも下さった。超音波結果も問題なく(小さな水胞あり。無害)、バストの模型で腫瘍のさわり心地?をチェックして帰った。

次に子宮検診のクリニックは今回いつものかかりつけのクリニックではなく地方自治体の検査を利用する為、地元の女医さんの所へ。この先生はHRT反対で漢方を飲んで症状を緩和するのがベストだとのご意見を持っておられる。子宮頸がんに加え、オプションで体癌と卵巣のチェック、子宮筋腫の様子も診ていただく。癌については二週間後でないと結果が出ないが、この二年で筋腫はやや大きくなっていた。本来はエストロゲン低下とともに小さくなるものなのだが、これはやはりHRTでしっかりホルモンが補充されていたからだと思われる。幸い、何らかの処置をしなければならないものではないそうだが「HRTはずっとされるんですよね・・?」という先生の表情が少し険しい気がして、診察室は少し気まずい雰囲気に感じられた。いずれにせよ、検診結果はおおむね良好でまず安心。けれどHRTをやるなら、通常の検診にプラスオプションとして超音波なども必ず行う積極性は必須、と感じた今回だった。(そしてできればHRTに前向きなお医者様だと尚よいかと・・・)

 

 

2011.9.17