いよいよ更年期~HRTのスタート(6)

HRTをスタートして、はや一年が経過。
この一年を見ても、HRTは本当に様々な雑誌でとり上げられるようになった。このところの40代から50代向けの女性誌での特集の多さには目を見張るものがある。
メノポーズ世代のわたしたちは、元祖JJ世代。確かに多くの雑誌と共にオトナになってきたような気がする。
セブンティーンでティーンエイジャーの仲間入りを果たし、間もなくanan やnon-noが創刊。外国のコスメやら、見たこともないパリやらに胸を躍らせ、たとえば小林麻美さんのアンニュイな雰囲気や細くて長い手足に溜め息をついて、「美容体操」なんかをやってみた世代だ。
そして、女子大生になると同時に創刊されたJJ。撮影隊が学校にやって来たこともあったっけ。いつでも自分たちの世代が最先端のファッションリーダーで・・・そんな意識をずっと持ちながら、気が付いたらいま、である。
あれっ? なんか違う! と鏡を見る時。私たちの世代は、この現役引退の事実を最も受け入れ難い世代なのではないだろうか。

 

雑誌情報では、HRTはいいことづくめ。
けれど、副作用は本当にないのか? 継続可能な期間、途中やめはできるか? もっと自然な代用品はないのか? など不安を払拭してくれる記事はまだまだだ。
JJというと、一躍有名になった大きな要因は読者モデルに脚光を浴びせた手法ではなかっただろうか。等身大の読者が語るファッションやライフスタイル。使ってみて良かった化粧品。それを見て、レブロンのパールの入ったマニキュアの何番、シャネルのココピンクなどをデパートやDUTY FREEで喜々として探したものだ。
そんなわけで、HRTの生の声になれればなぁと願いながら、いまこの欄に書かせて頂いたりしている。

 

さて、この一年で検査は5回も行った。つまり約3ヵ月に一度の割合。ところが、忙しさにかまけて先月は10月以来初めての検査となった。

薬が切れるタイミングで、いつも多忙だったりしたせいだが、今回は「来月絶対検査しますから、今回は処方箋だけを・・・」と電話してみたが、むべもなく却下。翌日なんとか時間を作ってクリニックに向かうも、二時間半待っても順番が回らず「来週検査を受けますのでとりあえず今日は処方箋を・・」と受付で泣きを入れるも、またも却下。あえなく仕事に向かい、週を改めもう一度、今度はおとなしく順番を待つこと一時間半。診察室に入るなり先生に「ちゃんと検査を受けることが条件! 低確率とはいえ、リスクを伴うのがHRT。お薬を飲む日が微妙にずれるのもよくありません。毎月来ること、3ヵ月毎に検査。これをきっちりできる人だけにしか責任をもてません」とお叱りを受け、血をたっぷりとって内視鏡検査。

ようやく一年の経過を確認できる検査結果は、来月。28日周期のバイオリズムで正しく行ってこそ効果も上がるはず。でなければ自らホルモンバランスを崩しているようなもの。今月は余裕を持って、三週目にはクリニックに行こうと反省した今回でした。

 

2010.4.5