更年期には、肌のハリこそこころのハリ!

聖路加国際病院名誉院長の日野原先生が、毎朝オレンジジュースにティースプーン1杯のオリーブオイルを入れて飲んでいるという話は有名すぎるほど有名だ。知り合いの年配の女性は「ジュースに油を入れて飲むなんてできないわ!」と気味悪がっている。しかし、オリーブオイルといっても一番しぼりのEXバージンオリーブオイルなら、より風味もよくオレンジジュースとの相性は、けっして悪くないと思う。

私は、EXバージンオリーブオイルが大好きで、サラダやバケットにはもちろん、バターの替わりにトーストやスープに垂らして、味と香りを楽しんでいる。オリーブオイルにはオレイン酸が多く含まれているので、動脈硬化予防、心筋梗塞予防など、コレステロールの気になる方におすすめだ。オリーブオイルだけでなく、その他の植物オイルにも抗酸化作用のあるポリフェノールやビタミンEがたっぷり含まれ、便秘予防にもいい、とアンチエイジングの強い味方なのだ。しかし、もっともすばらしい効能は肌にハリが出ることだと私は思う。


長く厳しかった夏が終わり、例年以上に強い日射しを受け続けてきた私の肌は疲れきってしまい、拡大鏡で見てみると、毛穴が開いて涙型になっていた。これがIKKOさんのいっていた「オレンジフェイス」なのか、とガックリきた。


その日から、肌によさそうなものを意識して食べるようにしたのだが、ある夜の飲み会で馬刺を塩と胡麻油で食べたのがとても美味しくて、なんにでも塩と胡麻油をかけたくなった。豆腐、生野菜、温野菜など、今まではカロリーを考えて、EXバージンオリーブオイルを香りづけ程度にかけていたのだが、ひとまずカロリーは棚上げして、その倍以上の量の胡麻油をかけて食べた。すると次の朝、涙型に開ききっていた毛穴が締まり、肌にハリが出てきたのだ。オイルはカロリーが高いので敬遠しがちだが、1日に大さじ4杯までは大丈夫らしい。しかし、肉や魚、乳製品なども含めて考えると、実際にかけていいオイルの量は限られてくる。私は揚げ物や炒め物は極力避けることにしているし、肉や魚の油も少量しか摂らないから、問題は乳製品とパンと製菓だ。これらの油に気をつけて、植物オイルを上手に摂って、ハリのある肌を保ちたいと思っている。

 

日野原先生も「肌のハリは、こころのハリでもある」とおっしゃっているくらいですから、これは重要ですよ!

 

2012.10.15