twitterを楽しむ2

お誘いもしていないのに、「twitterは私、やらないから」といきなり言われるという場面に遭遇してびっくらこいているとびおです。

 

さて、twitterを始めて3カ月経過した現時点のできごとを箇条書きにしてみます。

 

  • つぶやきを交わすといった淡いものですが、出身地である群馬や長野県境の未知の方とお話ができました。一時期でも故郷の山々の朝夕の移ろいを共有していた方々と思うと嬉しいものです。
  • 海の生き物の写真をツイートして下さる方をフォローしました。写真がすばらしいです。(くろねこさん)
  • 久しぶりに俳句をつくりツイートしたところ、全く未知の方からコメントをいただきました。他者に届いたということがとても嬉しかった。
  • 今までmixiで情報を交換していた友人(mixiでは実際に会ったことのある人までで構成していたので)は大方twitterになっていた。
  • 仕事周りの、それはもうたくさんの有益な情報をいただきました。(特にSEOや新しい端末について)
  • twitterを紹介した方がお知り合いを増やしてらして嬉しかった。(シンガポール在住のsingamumさん)
  • 地元阿佐ヶ谷駅前にあるのに知らなかった「杉並リボン館」に行き、セミナーを受けました。
  • 阿佐ヶ谷LOFT-Aは面白そうだ。
  • 迷子猫の情報を求めるツイートのリツイートをした。
  • 「稼げる情報をツイートします」系の方がどんどんフォローしてきました。とほほ。

 

人様が聞いてもなんのことはない内容ですが、私にとっては大方有意義なものでした。 twitterは、個人のパーソナルによって全く異なる使い方のできるツールですので、全く違う使い方をしておられる方もおいでなのは言うまでもありません。

 

twitterに登録はしてみたけれど、どう使ってよいかわからない、という話を聞きました。

その一番簡単な始め方は、

  1. 自身が不特定多数から何を得たいか考える。(例えば、俳句、写真、デザイン等)
  2. twitter画面の最上部にある「検索」にその言葉を書き込む。
  3. 検索した言葉を含むツイートがどどーんと表示されるので、その発言内容を読んで面白そうと思ったらフォローする。
  4. フォローしつつ、自身でもちょっとした事をつぶやいてみる。フォローした方のツイートに興味のあることが発言されていたら、返信をしてみる。

この方法で、twitterがスタートします。

 

ひとつ、ご注意があります。例えば上の方法で検索欄に「アンチエイジング」と入力してみてください。「アンチエイジングの決定版!」とか「1日たった10分で!シミもしわもなくなる」とか「食べてもやせる!」とか「!」マーク系のツイートのオンパレードです。「アンチエイジング」という言葉が、もう喰い尽されていることがわかります。

こういったツイートをなさる方々も上記1〜3の方法で、こちら側のツイートに含まれる単語、例えば「アンチエイジング」という言葉に対して、フォローをしてきます。インターネットは言葉と映像と音楽で構成された「実社会」です。当然、本来の意味と離れ、お金になりそうな言葉は、お金にしたい人々によって激しく消費されています。 twitter、ひいてはネットが荒れているのではなく「実社会」を映してそうなっているだけのことです。鼻先にいきなり誇大広告的チラシを突き出してくるようなツイートはフォローしなければよいだけのこと。また、元気のない時はtwitterをしないで、できればモジュラージャックを引っこ抜いてお散歩でもいたしましょう。

 

twitterの機能は大変単純なもので、どなたも直ぐに始められます。重要なことはただひとつ、PCや携帯やPADの向こうには生身の人がいる、ということを忘れないことです。ともかく、PCや携帯やPADの向こうには生身の人がいるのです(まれにロボットもいるけれど)。

 

私がなぜ、twitterのことをボンジュール50'sに書こうとしたかといえば、家を出ることもままならない事情を抱えた50代が多いという前提がありました。また、私たち自身、いつ外出もままならない身体的状態になるやもしれません。twitterは、昔の「村の有線」的な側面もあります。

 

独居する老父の部屋の杖に向けてライブカメラを置いている、そして夜に数回見ている、と聞いたのが年前のこと(杖の位置が変わっていたら数軒先の実家に走ると)。では身寄りが無ければどうするの? twitterが命綱になる日もそう遠くありません。twitterの一側面ですが、こんなに心強いことはないではありませんか。余計なお世話でしょうか。


2011.3.2