更年期とアロマセラピー 〜美しい笑顔でいるために〜

Lesson 14:アロマセラピューティック・クリスマス!

いよいよ師走。一年が過ぎるのが年々早くなっているように感じたのは、いつ頃からだったかな・・・と思い返しています。子供のときには、それこそクリスマスが早く来ないかと待ち焦がれたものでしたが、今は「もうクリスマス??」という感覚です。家にツリーやオーナメント、ドアにはリースで飾り付けをすると、気持ちまでうきうきしますね。パーティが多いお宅は別ですが、家を飾り付けるということは日常ではめったにないことですから。

 

今回はそんなクリスマスシーズンにぴったりの香りレシピを2つご紹介します。

 

ひとつはクリスマスツリー用、モミの木への香りです。欧米ではこの1番大切なホリデー・シーズンのために、本物のモミの木を買って飾り付けをする家も多いですよね。日本にとってのお正月のような、家族がそろって祝う大切なシーズン。一方、日本ではクリスチャンの方でない限り、やはり「お祭り」的なイメージがあります。住宅事情もあって小さめのツリーが主流かもしれません。もし本物のツリーでなければ、この香りで少し本物の「ツリー」を感じてみていただけると思います。針葉樹の森にいるような、静謐な、なにかほっとする香りをお試しください。

【レシピ】

ファーニードルまたはシダーウッド 

サイプレス

ブラックスプルース

ジュニパー

 

ポマンダーやスティックなど、香りをつけられる陶器や無香の木などに精油をたらして、ツリーの下などに置いたり、精油を使ってスプレーにしても使いやすいと思います。

(これらの精油の配合は同量です/ブレンドの精油1:エタノール5:精製水25でスプレーにしても使いやすいですよ)

これらの精油には、呼吸器系――たとえば咳や気管支炎などを鎮静化させてくれるような気管支や肺へのよい作用も期待できます。(※花粉症の方はこのレシピはお避けください。)

 

もうひとつは、リースなどに香りをつけたり、ちょっとしたオーナメントにつけていただけるものです。オレンジとスパイシーな感じが、温かみも運んでくれますよ。

【レシピ】〈しあがり3ml用〉

クローブ 8滴

ジンジャー 5滴

オレンジ 30

ベルガモット 17

 

このブレンドオイルはクローブに強い刺激があるので、希釈をしたとしても実際に肌に塗布することはおすすめしません。が、洗面器にたっぷりはったお湯に12滴ほど入れて、芳香浴や湯気を吸入するのもいいと思います。この4つの精油すべてに共通するのが、消化器系への作用、このシーズンに疲れた消化器にもやさしいと言えます。また、この時期は乾燥しウイルス感染も多くなりますが、クローブはとても殺菌作用が強いため、ルームスプレーにするとさらにお部屋の空気もきれいにしてくれます。

 

なんとなく忙しない師走ですが、温かくて心地よい師走、そしてクリスマスをお過ごしください♪

2012.12.5

 

Attention

天然100%以外の精油はおススメしません。100円ショップなどのアロマオイルはまったく異なるもので、期待される効果や作用は得られませんのでご注意を。

必ず精油は希釈して使ってください。だいたい2%の濃度です。

(10mlの植物油に4滴相当)

同じ精油をからだに連続して2週間使い続けるのは避けましょう。

使い方を誤ると思わぬ皮膚トラブルや体調に影響します。

 

ご質問はいつでもお気軽にしてください。 info@kiyoudo.com