小じわ予防にはフィトケミカルを摂りましょう♪

乾燥する季節がやってまいりました。

この時期、慌てて濃厚美容液や保湿クリームなどでお肌のお手入れをはじめた方も多いのではないでしょうか。

ところが、じつはそんなことをしても焼け石に水でございますのよ、ほほっ♪

まずは、「秋から冬は空気が乾燥しているから、お肌が乾燥して小じわなどが突如発生する」と思われていらっしゃる方々の誤解を解きたいと思います。

もちろん、春や夏に比べて湿度が低い日が多い事は事実です。しかしながら、春や夏は紫外線が強いため、お肌を乾燥させるというトラブルをおこしやすいのです。

「でも、夏は冷房の効いた部屋にいても、そんなにお肌が乾燥した感じはしないわよ」と言われることでしょう。そう、そう感じるのは、暑さのため汗や皮脂分泌が多く、潤いがあるように感じるだけで、実は紫外線ダメージで、ファンデーションの下のお肌はガビガビに乾燥していたのでした。

とにかく、外気の湿度が低い=お肌の乾燥=小じわの発生という短絡的な図式にはならず、春夏にできた小じわが、秋冬には肌表面の汗や皮脂が乾くために目立ってくるということなのです。

まあ小じわのできるメカニズムはこの辺にしておいて、本題に♪

いずれにしても、四季を通じてお肌を乾燥から守るためには、自分のお肌の中のセラミドを増やさなければいけません。この成分が肌の中にきちんとあれば、多少の外的要因での乾燥などなんてことないのです。

わたくしは化粧品の開発の仕事も手がけておりますが、かなりの無精者でございますので、入浴後になにもしないで就寝してしまうことも多々でございます。年齢も年齢なのですが、、、それでも小じわらしきものはあまり存在しないのは、セラミドを増やすために、毎日せっせとフィトケミカルを摂取しているからだと思います。

フィトケミカルとは、植物たちが様々な外的から身を守るために、自ら作り出す化学物質のことです。

ようは植物由来の抗酸化物質ですね。

7色の野菜&果物に含まれているのですが、わたくしは特に、セラミドを増やしてくれる4種類の野菜&果物を摂るようにしてます。黒は黒豆、わかめ、ひじき、コーヒー、おそば、あずきなど。緑はほうれん草、パセリ、小松菜、ブロッコリーなど。オレンジはニンジン、かぼちゃ、柿、みかん、パパイヤなど。白は大豆、たまねぎ、長ネギ、大根、長いも、キャベツなどです。

お肌のバリアというと、なんとなくハリをだすためのコラーゲンを摂ることや、セラミド入りの化粧品で肌をケアと思いがちですが、実はこれらのフィトケミカルを毎日摂る事が、小じわ予防には一番たいせつなのです。

とにかく毎日4種類のフィトケミカルをコンスタントに摂るように心がけましょう。

外食が続いて思うように摂れない時や、なかなかきちんと4種類は摂れないという方には、アスタキサンチンやアムラ、などのサプリを毎日摂ることをお勧めします。

大人の女性だからこそ、外からのケアだけではなかなか届きません。毎日フィトケミカルを食べて、今ある小じわを解消していきましょう。年齢とは関係なく、からだは食べ物と日々のケアでいくらでも美しくなれるのです♪

*フィトケミカル phytochemical

phyto=植物+chemical=紫外線、有害物質、害虫などから身を守る化学物質

 

 

2014.11.18