新生活

2011年、新年を迎えました。遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

 

昨年暮から積雪はゼロに近く、お正月も5日までは良く晴れ穏やかに過しておりましたが、6日からの連日の吹雪で例年の積雪量をアッという間に超え何もかも全てが真っ白です。

 

賑やかに過したお正月が過ぎても夫は会社に行くこともなく、昨年末で定年退職した夫との生活に今年は突入です。

 

それでも夫は居間でゴロゴロすることもなく、趣味を持ち二階の自室に1日こもり、階下に下りてきては「寂しかった?」なんて冗談を言う様な人であります。誰もいない家にただ一人でいるのが大好きな私としては、その時間がなくなる寂しさは少々…

今までそれをたっぷり楽しませてもらったので、今度は家にいることが大好きな夫に居心地良くすごしてもらいましょう。これからはお台所にも立ち、主夫力にも磨きをかけると宣言。そんな訳で、昨年のクリスマスにはエプロンをプレゼントしました。一年後には一週間交代で食事当番、何てことになっているといいなぁ…

 

さてさて、二人の生活は平穏無事に続くでしょうか。というわけで、2011年、我家は記念すべき年の幕開けです。

 

今年初めての篆刻は、もちろん新年をお祝いする額になりました。

丸い瓦当印の「鳳凰」と吉祥印の「華祥」、瓦当印とは軒丸瓦の先端部分の所をいいます。吉祥印はピンクの紅華凍石で、この石を見つけた時からおめでたい言葉を刻したいと思っていました。お祝いや嬉しいお便り、のし袋、ぽち袋に捺してみようと思います。


昨年暮れ、納戸のかたづけをしていて見つけたバックとマフラーの編み掛けを少し考え、捨てるのをためらい変身させてみました。

 

薄汚れたバックは20年も前の代物。持ち手に一部皮が使われている布製のもの。その持ち手部分とアクセントに使われていた二枚の皮と編み掛けのマフラーは毛糸が太すぎてマフラーには合わないと途中で止め、帽子にならないかと袋状にまではしてあったのですが大きすぎて使わず、この二つを組み合わせて今年は水色の綿の裏地を付けて何年振りかで思いがけずバックになりました。

ということで、今年も色々思いをめぐらせ、手仕事でアンチエイジングに励みます。昨年同様、よろしくお願いいたします。

 

2011.1.14