鏡の巧妙は風水のみならず。

おしゃれな鏡

ドクターコパさんの「部屋の南と西に鏡を置くと運気が高まる」を参考に、我が家ではダイニングキッチンの西側に等身大の鏡を置き、寝室の南側の壁には正方形の上に半円形を付けたような形の大きめの鏡を立てかけ、同じく南側の壁面に置いたドレッサー代わりに使っている低めのチェストの上には縦長の八角形のアンティックの鏡と卓上用の三倍の拡大鏡、その隣に二倍の小さな拡大鏡が置いてある。


引越しの際「こんなに鏡ばかり持って行くの?」と友人たちにいわれ、これでも三個ほどは置いてきたのだ。チェストやテーブルや椅子は全部置いてきたけど鏡は約半数ほどは持ってきてしまった。家具の中で特に思い入れが強いのが鏡なのかもしれない。毎日の暮らしのシーンに無くてはならないものにしているのが鏡なのだ。ナルシストではないが、わざとそうしている。

50歳を過ぎると、老眼になって細かい所までは眼に入らず、エイジングのパーツを見逃してしまうことも多く、自分自身の容姿への関心も薄れ、チェック体制がおおいに甘くなりかねない。だから鏡を眼につく所へ置いて、「べつにどうでもいいや」とか「見たくないけど」と思っても、否応なしに自分の姿が眼に入るようにしている。


朝、ボーッとした頭のまま「おはよう」と寝室の鏡に映る自分に声をかけて起きがけの顔をチェック。むくんでいたら、「夕食何食べた?」と思い起こし、すっきりしていたら「やったね!」とほくそえみながら起き上がる。


時間があるときは、そのまま鏡の前でヨガのポーズをとり、ストレッチをする。時間のないときは、パジャマのままキッチンへ行き、お湯を沸かしながら洗顔。ポットに紅茶の葉を入れてお湯を注ぎ、カップに入れた豆乳を電子レンジにかけ、全身の映る鏡の前でヨガの太陽礼拝のポーズを5回とってから、果物かドライフルーツ、紅茶、豆乳の簡単な朝食。


朝食後、歯磨き、着替えを済ませたら、チェストの上に置いたアンティックの鏡で髪をとかし、卓上用の三倍の拡大鏡を見ながら大急ぎでメイクをする。コートを着、バッグを持ち、鏡の前を横切って玄関へ。鏡の前を横切りながら、チラリと見た瞬間「アレッ、コートがスカートと合ってない!」と気づいた時にコートをとるか、時間をとるかはケースバイケース。「ンッ?あ~も~いい!」とそのまま玄関へ直行することも。そんな日は帰宅後、その姿のまま鏡の前に立ち、「あ~、やってしまった。センス悪っ!」と反省する。


玄関の下駄箱の上に置く素敵な鏡が欲しい。帰ってきた時に「おかえり!」と気持ちを和ませてくれて、「今日も一日お疲れ様」と自分の疲れた顔を笑顔に変えてくれる。そんな鏡があったらいいなあ~、とこの頃思っている。いつも、家中の鏡に映る自分がはつらつとしているようにと心掛けて・・・。

 

 

2010.2.22